皆さん、
「漫画の道具」取材担当のシュウ1です。
前回の「村上もとか先生」編はいかがでしたか?
今回は、『蒼き炎』、『北の土龍』、『本日も休診』、『がばい -佐賀のがばいばあちゃん-』などの作品を描かれた石川サブロウ先生のお仕事場に伺いました!!
さあ、まず今週は石川先生の「漫画の道具」を皆さんにご紹介したいと思います!
シュウ1:
早速始めたいと思いますが、皆さんご覧ください!真剣に原稿を見つめていらっしゃる石川先生の姿!!!
先生、まず質問ですが、漫画の道具にどんなこだわりをお持ちですか。
石川先生:
漫画道具のこだわりは、特に、ありません。(笑)
シュウ1:
ええええええええええ!なんと!
皆さん、今回の取材はここで終了となります・・・・・・・・・汗
石川先生:
ちょっと待って(笑)そう言えば、こだわりというのはこれぐらいですね。
石川先生:
ゼブラのチタンGペンプロです。
一本200円のペン先です。
固くてなかなか磨り減っていかないモノです。
安いやつはすぐ磨り減ちゃうので一本一ページで使ってますが、こいつだと、一本で何十ページも描けます。
あと、今使っている原稿用紙もちょっと特別かもしれないです。
普通のツルツルの原稿用紙じゃなくて画用紙っぽい紙を使ってます。
こっちの方が私の好みです。
漫画を描くには基本的に紙、インク、Gペン、鉛筆、消しゴムあれば描けます。漫画ってとてもシンプルなもので、これ以外は特に必要ありません。
道具が置いてありますので、好きに撮ってください!(笑)
シュウ1:
はい。。。!
道具棚を撮らせてもらいました!
デジタルでトーン貼りをするので今ほとんど使われていないトーンがたくさん入ってる収納ボックス
本棚には資料や書籍がぎっしりと収められていました!
石川先生が手にされているのは、石川先生が『本日も休診』執筆のために実際に那須へ行って撮ってきた写真をまとめて作られた資料です。
石川先生:
これは『本日も休診』の原作者であり、主人公のモデルでもある見川先生の写真集です。
連載終わった後に見川先生からこの写真集をもらったのだけれど、もうちょっと早めに出してもらったら色々参考にさせてもらえたのに、、、と思いましたよ(笑)
シュウ1:
えへへへ、それはそれは。
シュウ1:
先生、こちらはデジタル作業を行うところですか。
すごい大きなサイズの画面ですね。先生はいつごろからパソコンでの作業を導入されたんですか。
石川先生:
三、四年前からデジタルの作業も始めました。ただ、今も基本は手描きです。
石川先生が今使われている漫画ソフトはクリップスタジオ(CLIP STUDIO)
フランス版の『がばいー佐賀のがばいばあちゃん』の単行本です!
石川先生の作品『がばいー佐賀のがばいばあちゃん』(原作:島田洋七)に出てる「南里くん」というキャラクターの実在のモデルさんに作ってもらった瓢箪の置物もありました。
石川先生のキャラクターの絵も描かれてます。
漫画家には、道具に強いこだわりを持ってる方もいれば、道具にあまりこだわってない方も存在しますが、いずれにせよ作品本位ということですね。
以上、取材しながら色々な漫画家さんにお話を伺ったシュウ1の感想です。
これからも、個性豊かな漫画家さんまた、その道具を皆さんにご紹介したいと思います。
シュウ1:
石川先生、本日はどうもありがとうございました!
石川先生:
これから、お酒を飲みに行こうか!(笑)
シュウ1:
えっへへ!?(笑)
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石川サブロウ先生のプロフィール